日別アーカイブ: 2016年12月13日

Kanakoya 12月のイチオシワイン

日ノ出町駅前ワインバー、Kanakoyaです!

あっという間に12月!早いですねぇ。
2016年最後のイチオシワインは、王道のフランス、イタリアを選びました!

赤は「カルミニャーノDOCG」。

イタリア・トスカーナ州、フィレンツェから西に20キロほど行った、

カルミニャーノという地域のワインで、

サンジョベーゼ種ぶどうにカベルネ・ソーヴィニヨン種ぶどうを混ぜるように決められています。

これが決まったのは1533年に、メディチ家のカテリーナが、

のちのフランス国王アンリ二世に嫁いだことから、

ボルドータイプのワインがもたらされ、

その美味しさから、味わいの融合が図られたそうです。

DOCGの中で最も小さなエリアだそうですよ。

ミディアムボディで、程よい果実味と、柔らかなタンニンの、バランスの良い美味しさです。
白は「ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ・シュール・リー」。

こちらは王侯貴族の庭とも呼ばれる、フランスはロワール地方のミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ種ぶどうを使い、

シュール・リー製法で仕上げられています。

シュール・リーとはフランス語で「澱(おり)の上」という意味で、

主に白の辛口ワインに使われる手法。

ワインは醸造したあと、上澄みの液体と、下に溜まる“オリ”と呼ばれる沈殿物(酵母など)に分かれるのですが、

通常ならその上澄みだけをすぐに次の工程に進めます。

オリ特有の匂いなどがワインに移るのを防ぐためです。

しかしこの場合は、最長で翌年の6/30まで、

オリとワインをそのまま接触させておくのです。

こうすることで、オリの主体である酵母が自己分解して、

アミノ酸などの旨味成分がワインに溶け出し、味わいに深みや複雑さを与えるのです。

ワインって面白いですね!

ともあれ、どちらも美味しくて、ステキな夜のお供になること間違いなし!

ぜひ12月の乾杯はこのワインたちでどうぞ(人*´∀`)+・。*♡